どうも、まる男です。
明日は成人の日です。
新成人になられた皆様、おめでとうございます。
これからは大人として恥ずかしくない行動をとられることを期待しています。
今回は、新成人になられた皆様に、まる男がおススメする革靴に関する色々をご紹介したいと思います。
(1)まる男が新成人だったころ
まる男が新成人になったときはまだ大学生で、革靴とは縁遠い生活を送っていました。
ジーパンスタイルで大学に通っており、スーツを着るのも、革靴を履くことも、ほとんどありませんでした。
大学入学と同時に、入学式に履くための革靴を購入しました。
それをそのまま履くこともなく、靴箱にしまったまま放置し、成人式になってやっと取り出して履いたような状況でした。
入学式に革靴を1回履いたのですが、成人式の時には結構シワが出来ており、クタッとしていたことを記憶しています。
今にして思えば、何のメンテナンスもせず、シューキーパーも入れずに長期間保管していたのですから、革靴にかわいそうなことをしたなあと思います。
成人式に出席される新成人の方で、まる男と同じように革靴を履くのが2回目という方もおられると思います。
成人式を気持ちよく迎えるために、革靴のメンテナンスを行うことを、まる男はおススメしたいと思います。
メンテナンスの方法は、以下のまる男式靴磨きの手順やまる男式鏡面磨きの手順をご参考にしてください。
(2)新成人の方におススメする革靴に関する色々
まだ、革靴を買っていない来年新成人になるような方が、このブログを読んでおられるようであれば、以下にまる男がおススメする革靴に関する解説をご紹介しますので、ご参考にしてください。
a.価格帯
世の中には、2万円以下の革靴が多数あります。
でも、現在学生でこれから社会人になる人も、もう社会人になっている人も、長い目で見ると今後革靴を履く必要があるという人は、ちょっと高いと思っても、2万円以上の革靴を選んでほしいと思います。
苦学生で、2万円も革靴に出せないという人もいるかもしれません。
そういう方は、アウトレットモールの革靴店をおススメします。
日本製や欧米製でなくとも、インド製や東南アジア製で、しっかり作られている革靴が、多数売ってあります。
まる男もアウトレットで格安の革靴を購入したりしています。
b.革靴の製法
革靴の製法としては、グッドイヤーウェルト製法で作られた革靴をおススメします。
革靴というのは、長く使っているとソール(靴の裏側)が擦り切れて、穴が開いてしまいます。でも、アッパー(革靴の上部)の革は、長く履きこんだ方が、丁度良い伸び具合になっており、自分の足に合うものとなっています。
そこで、アッパーはそのままで、ソールを交換することができる革靴であれば、長く履き続けることができて、おススメです。
2万円以下の革靴の場合、グッドイヤーウェルト製法で作られた革靴を見つける方が大変です。
2万円以下の革靴は、セメント製法といって、単に接着剤でアッパーとソールをくっつけただけでできているものがほとんどです。
接着剤ですので、雨の日に履いて、何もせずに放置したりすると、アッパーからソールがベロっと剥がれてしまうこともあります。
まる男もそんな経験をしたことがあります。
2万円以上の革靴で、グッドイヤーウェルト製法で作られたものであれば、そんなことが起こった経験はありませんし、そんな話を聞いたこともありません。
グッドイヤーウェルト製法で作られているかどうかは、靴店の店員さんに確認をしてみましょう。
もし、その店員さんが、その革靴の製法を知らないようであれば、そんな靴店で買わないようにしましょう。
もし、グッドイヤーウェルト製法以外の製法(マッケイ製法やボロネーゼ製法等々)で作られている場合は、「将来ソール交換できますか?」と聞いてみましょう。
まる男としては、ソール交換できる製法で作られていれば、OKだと考えます。
c.革靴のフィッティング
革靴の革は確実に伸びます。
特にスムースレザーと呼ばれる一般的な牛革の革靴の場合、革靴に履き慣れていない新成人のような方が想像しているよりも、確実にかなり伸びます。
したがって、最初は小さすぎたかなと思うくらいの革靴を選んだ方が、長く履いているうちにいい感じに伸びてきて、履き心地が良くなります。
縦方向のレングス(足長)については、スニーカー等を選ぶ際と同じか、ワンサイズ小さめ程度にするとよいでしょう。
というのも、革靴には捨て寸と呼ばれる足の指先からの隙間があるものがほとんどだからです。
ただし、革靴は横方向には伸びますが、縦方向にはほとんど伸びませんので注意してください。
最初は指先が革靴の内側に当たっていなくても、履いているうちに革が伸びてくると、足は確実に靴の中で動きます。
動いた足の指先が、革靴の内側に当たって痛みを感じることもあるので、注意が必要です。
横方向のワイズ(ウィズの日本語英語、EEやEEEと表記)については、スニーカーより小さめを選んだほうがいいでしょう。
革靴を購入する際には、「足のサイズを測ってもらえますか?」と素直に靴店の店員さんに尋ねてみましょう。
サイズを測ってくれるお店であれば、安心して購入してもいいと思います。
サイズを測ってくれないようなお店の場合は、出て行った方がいいとまる男は思っています。
革靴のフィッティングについては、過去に2回に分けて書いていますので、ご参考にしてください。
d.革靴の色とデザイン
革靴を入学式や成人式などの式典や、結婚式やお葬式といった冠婚葬祭で履く人が多いと思います。
その際、人に見られても恥ずかしくない、フォーマルな靴の色は何でしょうか?
答えは「黒」です。
結婚式であれば、華やかな茶系統の靴でもいいじゃないかと思う方もおられるかもしれませんが、まる男はおススメしません。
新郎新婦より目立ってはいけないからです。
新郎であれば、黒のタキシードに茶系統の靴が似合うかどうか、想像してみてください。
革靴の色が決まったら、次はデザインです。厳かな式典にも使えて、かつどんな場合でも失礼にならないフォーマルなデザインの革靴は、どんな形状でしょうか?
答えは「ブローグの無いストレートチップの内羽根式」です。
ストレートチップはキャップトゥとも呼ばれるごく一般的な形状のものをいいます。
ブローグとは革靴の革の表面に空けられた小さな穴で、その穴が多数開いている模様をメダリオンと呼びます。
冠婚葬祭に履く革靴には、凝ったデザインの物ではなく、シンプルなものを選ぶのが礼儀です。
内羽根式とは、アイレット(靴ひもを通す穴)の空いた革(羽根)が足の甲より前の革に潜り込んでいるタイプの靴をいいます。
具体的には、こんな形の革靴をいいます。
「外羽根式のプレーントゥ」の革靴でもOKではありますが、まる男がおススメするのは、黒のストレートチップの内羽根式の革靴です。
外羽根式のプレーントゥの方が、甲の部分に余裕があるため、確かに最初は履きやすくていいです。
ただ、よりフォーマルとされているのは、内羽根式ストレートチップだからです。
それ以外の色やデザインの革靴は、社会人になってお金に余裕が出来てから、購入すればいいと思います。
黒のストレートチップ内羽根式でも、写真のようにロングノーズなものもあれば、丸っこいデザインのものもあります。
一般にイタリア製の靴はロングノーズで、イギリス製の靴は丸っこいラウンドフォルムをしているようです。
どちらを選んでもいいのですが、まる男としては新成人になる皆様の最初の一足としては、洒落っ気の強いロングノーズの物より、伝統的なラウンド型の革靴が無難でおススメします。
ローファーのような靴紐の無い革靴は、中高生などの学生が式典などで履いても許されますが、新成人になる皆様には、まる男はおススメしません。
カジュアルすぎるからです。
e.シューキーパーも購入する
革靴を購入したら、一緒にシューキーパーも購入しましょう。
シューキーパーは、革靴にとって洋服のハンガーのようなものです。
ハンガーに洋服をつるさないでおくと、しわくちゃになってしまいます。
同様に、革靴もシワがより、反り返ってしまい、一気にみすぼらしくなってしまうのです。
シューキーパーは、シューツリーとも呼ばれる木製のものがいいでしょう。
シューキーパーについては、以下にまとめていますので、参考にしてください。
シューキーパーは、靴店で革靴と一緒に購入するのをまる男はおススメします。
もうすでに革靴だけ買ってしまったという方は、サイズに注意して通信販売で購入してもいいでしょう。
f.新品の革靴を購入したら行うこと
新品の革靴を購入したら、履き下ろす前にプレメンテナンスを行いましょう。
プレメンテナンスの様子は、以下に記載があるので、参考にしてください。
革靴というのは工場で出荷されてから店頭で消費者が購入するまでに、かなりの日数が経過しています。
それだけ革靴の革は乾燥し、そのまま履いてしまうとひび割れ等の原因になることがあります。
そこで、革靴の革に水分と油分を補給し、かつ革を柔らかくすることで履き心地を良くすることができるため、プレメンテナンスを行うのです。
(3)まる男から新成人に贈る言葉
人生設計を考えてください。
人生の長期ビジョンを考えてみるというのでもいいでしょう。
20代では何事にもチャレンジと勉強を行い、30代になったら仕事をバリバリやり、40代になったら社会から認められるような人になって・・・という具合でかまいません。
その際、どんな革靴を履いているのがカッコいいかも考えてくれると、革靴好きなまる男としてはうれしいです。
まとめ
新成人を迎えた皆様向けに革靴に関する色々を書いてみました。
a.2万円以上の革靴を購入する。
b.グッドイヤーウェルト製法の革靴を購入する。
c.足のサイズを測ってもらってから革靴を購入する。
d.横方向に伸びることを想定して革靴を購入する。
e.シューキーパーも購入する。
f.新品の革靴にはプレメンテナンスを行う。
以上です。
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