まる男式鏡面磨きの手順をご紹介します。

手順

どうも、まる男です。
今回は、まる男式の革靴の鏡面磨き(ハイシャイン磨きともいう)の手順をご紹介します。
鏡面磨きを行う頻度ですが、まる男の場合、昔は鏡面磨きを靴磨きのたびに行っていました。
最近は、結婚式に出席するときや、仕事で大事なプレゼンテーションがあるといった気合を入れたいイベントの際に行っています。

(1)道具を用意する

まる男式鏡面磨きに使う道具は以下のものがあります。
鏡面磨きは、靴磨きを一通り行ってから行う作業ですので、ここでは鏡面磨きに必要な道具のみをリストアップしています。
靴磨きに必要な道具は、リンク先のまる男式靴磨きの手順を参照してください。
それぞれの道具については、今後詳細とおススメ商品を記載していますので、ご参考にしてください。

a.ワックス
b.ポリッシュクロス
c.水(またはポリッシュウォーター)
d.グローブクロス

(2)ワックスを指で塗りベースをつくる

靴のつま先・かかとといった硬い芯の入った部分(折れ曲がらない部分)に、ワックスを指で塗っていき、ベースをつくります。

鏡面磨きは、硬い芯の入ったつま先やかかと部分に行い、折れ曲がる部分には行いません。
折れ曲がる部分にまでワックスを塗ると、ワックスで硬くなった革が割れてしまうからです。

まる男は、ワックスとしてハンズとコロンブスがコラボレーションした商品のハンズオリジナル シューポリッシュを使っています。

(3)3分程度ワックスを乾かす

ワックスのベースが出来上がったら、3分程度待ってワックスを乾かします。
片足にワックスを塗ったら、もう片足にもワックスを塗るという風に交互に行えば、きっちり3分待たなくてもいいです。
3分程度乾かす理由は、ワックスを革に定着させ、革の表面の凸凹を埋めるためです。

(4)ポリッシュクロスを指に巻き付ける

ポリッシュクロスを指にしっかり巻き付けます。

この際、ポリッシュクロスは指のひらで、ピンと張っていることが大切です。
ポリッシュクロスが無ければ、ウェス(木綿のTシャツの切れ端等)でもいいのですが、ネル生地のポリッシュクロスのほうが光りやすいと思います。

まる男は、ポリッシュクロスとして、ハンズオリジナルのポリッシュクロスを使っています。

(5)ポリッシュクロスに水をつける

指に巻いたポリッシュクロスの指のひらの面に水をつけます。
少し多いかなと思うくらいつけてしまった場合は、ポリッシュクロスを巻いた指を手のひらでたたくようにして、湿り気具合を調節します。

水ではなく、鏡面磨き専用のポリッシュウォーターというものが売られています。
これは、アルコールと水との混合液です。
水だけでもワックスは柔らかくなるのですが、アルコールのほうがより柔らかくなり、革に塗ったワックスの表面を平らにする効果が高いです。
革に塗ったワックスの表面が平らになればなるほど(表面に凸凹がないほど)、鏡面はより輝きを増します。
アルコールだけだと柔らかくなりすぎるので、丁度いい感じに柔らかくしてくれるのが、ポリッシュウォーターという商品になります。

ポリッシュウォーターではなく、ウィスキーで鏡面磨きをするモルトドレッシングというのもあります。
まる男は、そこまで鏡面磨きにこだわりが無いので、ポリッシュウォーターもウィスキーも使ったことがありません。

ポリッシュウォーターには、以下のような商品があります。

(6)ポリッシュクロスにワックスをつける

ポリッシュクロスの湿らせた部分にワックスをつけます。
革にはベースのワックスが塗ってあるので、ポリッシュクロスにはそれほどワックスをつける必要はありません。

(7)円を描くように磨く

ポリッシュクロスにつけたワックスを、円を描くようにして、靴のつま先・かかとにつけたベース部分に重ね塗りして、磨いていきます。
最初は引っかかるような感じがしますが、(5)~(7)の工程を繰り返し行っていると、突然スッと滑らかになる瞬間があります。
この滑らかになる瞬間まで、(5)~(7)の工程を辛抱強く繰り返し行います。

ポリッシュクロスにつけた水の量が多すぎると、磨き面に水滴がついてしまいます。
その場合、指に巻いたポリッシュクロスを手のひらに叩くようにして、水の量を調節して減らしてください。

逆に、ポリッシュクロスにつけた水の量が少なすぎると、いつまでも滑らかになる瞬間は現れません。
ポリッシュクロスを巻いていない指に水滴をつけ、革の磨く部分にその水滴をチョンとつけて、そこを中心に磨いていく感じにしてもいいでしょう。

(8)直線的に磨く

ワックスで磨きをかけていて、スッと滑らかになる瞬間が過ぎると、光沢が現れてきます。
ある程度光沢面が現れてきたら、水のみをポリッシュクロスにつけて、今度は直線的に磨いていきます。
光沢がさらに増していきます。

(9)グローブクロスで全体を仕上げ磨きする

一通りポリッシュクロスによる磨きが完了したら、グローブクロスで靴全体の仕上げ磨きを行います。

この際、鏡面にした部分も恐れずにグローブクロスで磨いてかまいません。
特にグローブクロスの革の面で鏡面部分を磨くと、ワックス表面の凹凸が減り、光沢がさらに増します。

また、鏡面部分と鏡面にしなかった部分との境目が、いい感じにぼやけていきます。

まる男は、グローブクロスとしてコロンブスのHGグローブシャインを使っています。

(10)まる男式鏡面磨きの結果

こんな感じに、写真にカメラが写りこむくらいになりました。

まとめ

以上が、まる男式鏡面磨きの手順です。
皆様のご参考になればと思います。

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プロフィール

まる男

靴磨きと麻雀が好きな親父です。
文房具の収集が趣味で、2021年5月5日にYouTubeデビューしました。
あまり無理をせずに、ゆっくりとブログを更新していけたらと思っております。

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