どうも、まる男です。
今回は一般にシュークリームとも呼ばれる靴クリームについて、その用途とおススメ商品をご紹介したいと思います。
(1)靴クリームの用途
靴クリームは、革靴の革に油分と水分を与え、革本来の艶を出す役目を果たしています。
革靴は、日々の利用で油分と水分を徐々に失っていきます。
特にホコリがかかると、そこから油分・水分が抜け出てしまいます。
そのため、靴クリームを塗って、油分と水分を与えることが必要になります。
(2)靴クリームの種類
靴クリームは乳化性クリームと、油性クリームがあります。
乳化性クリームの主成分は、水・油・ロウ(蝋)です。
油性クリームには水分が含まれておらず、主成分は油・ロウです。
乳化性クリームの方には水分が含まれているため、革に必要な水分を補うことが出来ます。
また、油分・ロウ分が適度に入っており、革本来の光沢感を楽しむことが出来ます。
対して、油性クリームの方には、水分が含まれていません。
その分油分が多く、その強い油分によって革の表面に被膜を張り、強い光沢感を出すことが出来ます。
水分が含まれていないので、水分の多いデリケートクリームを先に塗ってから、油性の靴クリームを使う人も多いです。
(3)靴クリームの注意事項
靴クリームを、靴に塗りすぎてはいけません。
片足に米粒2,3粒で十分です。
靴クリームを厚く塗りすぎると、ブラッシングで落とすことが大変になります。
そのあとのウェスによる磨きの工程でも、面倒になります。
また、靴クリームの厚い層が出来た場合に、革が呼吸できなくなるという表現を使う人もいます。
靴の革は、死んだ牛や馬の皮を鞣したものなので、実際には空気を吸ったり吐いたりするような呼吸はしていません。
しかし、革は人間の皮膚と同様に、コラーゲンを多く含んでおり、そのコラーゲンは湿度によって水分を吸収・放出しています。
コラーゲンによる水分の吸収・放出活動を妨げてしまうのが、厚く塗られた靴クリームの油分やロウ分です。
特にロウ分は、乾燥すればするほど硬くなり、革のしわの部分で固まれば、ひび割れ等が発生する原因にもなります。
(4)まる男の使っているおススメの靴クリーム
a.イングリッシュギルド ビーズリッチクリーム
乳化性の靴クリームでありながら、ビーズワックス(蜜蝋)を多く含んでいます。
このため、塗った後にブラッシングをするだけで、ギラっとした強い光沢が出てきます。
それでいながら、塗った後はサラッとしています。
匂いも、有機溶剤の匂いはせず、いい香りがします。
また、黒を使っているのですが、その黒の色が深い(青系の黒)です。
まる男は、ビーズリッチクリームを、数ある靴クリームの中で今一番おススメしたいと思っています。
b.サフィールノワール コードバンクリーム
コードバンの革靴には、サフィールノワールのコードバンクリームを使っています。
まる男が持っているコードバンの革靴は、オールデン990(外羽根式プレーントゥで、色はダークバーガンディ)です。
ダークバーガンディの色にあうコードバン専用クリームを探していた時に、この商品だけ「コードヴァン」という色があり、「これだ!」と思ったからです。
(5)靴クリーム7選
a.M.モゥブレィ シュークリームジャー
全50色もある代表的な靴クリームです。
b.M.モゥブレィ プレステージ クリームナチュラーレ
M.モゥブレィのハイグレードラインです。
c.Boot Black Silver Line シュークリーム
全35色あります。
d.Boot Black シュークリーム
全38色あります。
e.サフィールノワール クレム1925
靴磨き好きの多くの人がおススメしている油性の靴クリームです。
f.M.モゥブレィ コードバンクリームレノベーター
コードバン用に開発された靴クリームです。
g.Boot Black コードバンクリーム
コロンブスの最上級ラインであるブートブラックシリーズのコードバン革用クリームです。
まとめ
今回は、靴クリームについて書いてみました。
- 靴クリームは革に栄養分を与え、艶を出すためのもの。
- 靴クリームには、乳化性と油性がある。
- 靴クリームの厚塗りは厳禁。
以上です。
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