楽天モバイルにMNPで乗り換えました

スマホ

どうも、まる男です。

これまでまる男は携帯電話会社としてauと契約していましたが、先日楽天モバイル にMNP(Mobile Number Portability:携帯電話番号ポータビリティー)を利用して、キャリア変更しました。
今回は、実際に楽天モバイルに乗り換え手続した際の様子と、その後の使用感をご報告したいと思います。

 

1.楽天モバイルとは

(1)楽天モバイルの紹介

楽天モバイルは、月額税込3278円(税抜2980円)で、通信データ容量を無制限で使用できる(すなわち、使い放題の)格安の携帯電話キャリアです。
米倉涼子さんのCMでもおなじみです。

サービスを提供しているのは、楽天グループのひとつである楽天モバイル株式会社です。
2017年末頃に楽天が携帯電話事業に参入することが発表され、2018年に会社設立、2019年サービス先行開始、2020年10月1日から正式にサービスを開始した、かなり最近にできた携帯電話キャリアです。

(2)楽天モバイルの安さの秘密

従来の携帯ネットワークは、専用のハードウェアに依存していました。
ところが、楽天モバイルは「完全仮想化クラウドネイティブモバイルネットワーク」により、ソフトウェアとハードウェアを分離しています。
ネットワークが汎用ハードウェアで構成されているので、大幅なコスト削減を実現しています。

つまり、他の3大キャリアが多額の設備投資をしているので、そのコストが携帯電話料金に反映され、簡単には安くできないのに対し、楽天モバイルは低コストの設備投資で同等のサービスを提供できるのです。
これが、楽天モバイルの安さの秘密なのです。

(3)楽天モバイルのメリット

楽天モバイルのメリットをまとめると以下のようになります。

1)税込3278円/月でデータ通信が無制限に使える。
2)データ3GBまでなら税込1078円/月、3GB~20GBまでなら税込2178円/月と安い。
3)Rakuten Linkアプリを使えば音声通話料が無料になる。
4)テザリングも申し込み不要で利用でき、データ無制限の対象である。
5)料金プランが一つしかないので分かりやすい(Rakuten UNLIMIT Ⅶのみである)。
6)楽天ポイントがたまりやすくなる。
7)実店舗によるサービスを受けられる。

(4)楽天モバイルのデメリット

楽天モバイルのデメリットをまとめると以下のようになります。

1)データが使い放題になるのは楽天回線エリアだけである。
2)Rakuten Linkアプリ以外での通話は有料(税込22円/30秒)になる。
3)親子割や学割等が無い。
4)完全仮想化が初の試みなので信頼性が乏しく、通信障害が起こる可能性がある。
5)実店舗が他のキャリアほど多くあるわけではない。
6)これまでのキャリアメール(@docomo.ne.jpなど)が使えない。

(5)まる男が楽天モバイルを選択した理由

まる男が楽天モバイルにした理由は、メリットがデメリットを大きく上回っていると思ったからです。
以下に、デメリットに対する、まる男の考えを書いていきましょう。

1)データが使い放題になるのは楽天回線エリアだけである。

楽天回線エリアは、人口カバー率96%であり、エリア外の地域はパートナー回線であるau回線を利用しています。
au回線エリアでは5GBまでしか高速では使えず、それ以上では1Mbpsでの接続ですが、使い放題であることには変わりありません。
1Mbpsといっても、メールやSNSなどをする程度であれば、特に支障はなく使えるレベルです。

楽天回線エリアは年々広がっており、まる男が通常使用するエリアであれば、十分エリア内に入っているので問題ないと判断しました。

2)Rakuten Linkアプリ以外での通話は有料(税込22円/30秒)になる。

AndroidやiPhoneの標準通話アプリを使わず、電話をかけるときだけ、Rakuten Linkアプリを使えばいいだけです。

Androidの標準通話アプリへのショートカットを、Rakuten Linkアプリへのショートカットにしておけば、特に不自由はありません。

3)親子割や学割等が無い。

親子割や学割が無くても、大手キャリアのスマホ代と比較して大幅に安いので、関係ありません。

まる男の場合は、通勤時にTVerなどの動画を見たりしていますが、月に10GB程度しか使いません。
そうすると税込2178円/月しかかかりません。

2022年7月時点での10GB程度の利用者向けのプランを(ほとんど無制限プランになるのですが)比較するとこんな感じになります。

キャリア名 10GBの利用者向けのプランと月額利用料
(各種割引サービスを適用後)
NTTドコモ 5Gギガホ プレミア 4928円/月
au 使い放題MAX 5G/4G 4928円/月
ソフトバンク メリハリ無制限 4928円/月
楽天モバイル Rakuten UNLIMIT Ⅶ 2178円/月
(無制限なら3278円/月

すなわち、どの大手キャリアと比較しても、10GB程度の利用では2750円/月も安くなります
年間では33000円も安くなるのです。

ちなみに、各種割引サービスを適用しなければ、他の大手キャリアだと税込7238~7315円/月もかかります。
こうなると、計算するのが怖いくらい安いことが分かります。

4)完全仮想化が初の試みなので信頼性が乏しく、通信障害が起こる可能性がある。

これについては、何とも言えませんが、どの大手キャリアも多かれ少なかれ通信障害を起こしたことはあります。

楽天モバイルの通信障害に関する情報は以下に掲載されています。

障害情報のお知らせ | 楽天モバイル
楽天モバイル(楽天回線)のサービスについて、障害情報をご案内します

障害情報を適宜更新しており、逆に信頼できるのではないかと、まる男は思っています。

5)実店舗が他のキャリアほど多くあるわけではない。

実店舗は何かあった場合の駆け込み先として、無くてはならないとまる男は思っています。

大手キャリアの実店舗数は、2021年のデータですが、それぞれ2185~2330店舗程度あります。
これに対して、楽天モバイルの実店舗数は2022年3月に1000店舗を突破しましたが、約半分程度しかありません。

それでも、1000店舗もあれば、何かあった場合の駆け込み先として十分とまる男は思います。

楽天モバイルの店舗はこちらに載っています。

ショップ(店舗) | 楽天モバイル
楽天モバイルのショップ(店舗)ページ。日本全国にある、お近くの楽天モバイル店舗の検索ができます。お店ではスタッフによる料金シミュレーション、料金プランのご案内のほか、新商品をお試しいただけます。ご来店の際は、事前予約をおすすめしております。

6)これまでのキャリアメール(@docomo.ne.jpなど)が使えない。

実はこれが、携帯電話会社を乗り換えする際の一番大きなハードルだと、まる男は思っています。

メールアドレスを様々な人に連絡していたり、色々な会社のサービスに登録している人は、それを別のメールアドレスに変更したことを連絡したり、登録しなおしたりするのは、非常に大変です。

でも、キャリアメールアドレスを2750円/月で使用していると思えば高すぎだ、とまる男は思います。
メールアドレスの変更という作業を、33000円/年で実施しているのだと思えば、なんて割のいいバイトだと思えるのではないでしょうか。

これを機会に、キャリアメールをGmailやYahooなどのフリーメールに変更すれば、気分も一新されていいと思います。

<2022年5月1日追記>
携帯電話回線を解約後31日までに申し込めば、キャリアメールを維持できるサービスがあります。
まる男は気づかなかったので、auのメールを失ってしまいましたが、まる男のように失いたくない人は、こちらのサービスを利用してはいかがでしょうか?

ドコモメール持ち運び | サービス・機能 | NTTドコモ
ドコモの回線契約を解約後やahamoへのプラン変更後もドコモメールを引き続きご利用になれる「ドコモメール持ち運び」をご紹介します。
auメール持ち運び | サービス・機能 | au
auメール持ち運びのページ。これまでご利用のauメールアドレスをau解約後、povo、UQ mobile またはほかの携帯電話会社へ移行後もスマートフォンなどで継続してご利用いただけるサービスです。
メールアドレス持ち運び | スマートフォン・携帯電話 | ソフトバンク
回線のご解約後、引き続きソフトバンクのメールアドレスをご利用いただけるサービスです。

3.楽天モバイルへのMNPを利用しての契約

まる男は楽天モバイルへの乗り換えを、実店舗で行いました。
自分でオンラインで申し込み、購入したスマホを送ってもらって、SIMカードを入れて初期設定すればいいだけなのですが、

1)新しいスマホをすぐに使用したい。
2)SIMカードを入れたり、スマホの初期設定をするのが不安だった。
3)契約するときはやっぱり対面でしたい。

と思ったので、実店舗での手続きにしました。

対面でなくてもいいやという人は、ポイントがたくさんもらえたりするので、ネット購入をおススメします。

(1)楽天モバイルの実店舗に行く前に

新型コロナ感染症対策のため、実店舗に行く前に予約をしました。
混んでて待たされるのも、嫌ですからね。

免許証などの身分証明書やクレジットカードを持って、実店舗に行きました。

ご来店の前に | ショップ | 楽天モバイル
本人確認書類、MNP予約番号など、楽天モバイルショップ(店舗)ご来店前にご確認・ご準備・ご持参いただきたいものをご案内します

(2)楽天モバイルの実店舗にて

白を基調とした簡素な店舗でした。
応対してくれたのは、30歳くらいの男性店員で、印象のいい中々の好青年でした。

最初にアンケート用紙に色々と紙に書かされました。
チェックするだけの質問も多くあったのですが、iPadでアンケートに答えるより、実際に紙に書く方が、最終的にはスムーズなのかもしれないなと思いました。

(3)MNP予約番号

MNPとは携帯電話番号ポータビリティのことで、携帯電話会社を乗り換えても、携帯電話番号を変更しなくて済むシステムです。
MNP予約番号とは、そのMNPを実施するために必要な、旧携帯電話会社からもらう番号のことです。

他社から電話番号そのままで乗り換え(MNP) | 他社からの乗り換え(MNP) | お客様サポート | 楽天モバイル
他社からの乗り換え(MNP)のお申し込み方法・MNP予約番号取得方法をご案内します。楽天モバイルへのりかえ後も現在お使いの電話番号をそのままお使いいただけます。

まる男は、本当に乗り換えするかどうか気が変わる可能性があると思ったので、事前にはMNP予約番号を取得していませんでした。

楽天モバイルの店員さんにMNP予約番号の取得方法を教えていただき、auの連絡先に電話しました。
まる男が契約した日は土曜日だったので、かなり混んでいて、15分ほどかかるらしく、「オペレーターにお繋ぎしますので、お待ちください」状態でした。

店員さんと新しいスマホに関する話をしたり、世間話をしたりして暇つぶしをして、丁度15分経ってから、auのオペレーターにつながりました。

auのオペレーターから引き留めのお言葉やUQモバイルはどうですかという宣伝のお言葉などをいただきましたが、何とかMNP予約番号を聞き出しました。

こういうことなら、楽天モバイルの実店舗に行く前に、MNP予約番号を入手しておけばよかったと思いました。

(4)重要事項説明

契約手続きの前には、重要事項説明がありました。
といっても、iPadでビデオ映像を見せられるというものでした。

予約するときに、契約にかかる時間を減らすためには、重要事項説明のビデオを見れておけば、15分ほど契約にかかる時間が少なくなるとのことでしたが、まる男は事前にちゃんと見ていなかったので、最初からみっちり見させられました。
なんだか、免許証の更新を思い出してしまいました。

その後、契約手続きを完了し、晴れて楽天モバイルの新しいスマホAQUOS Sense6を入手したのでした。

3.楽天モバイルの使用感

(1)通信エリアとつながりやすさ

楽天モバイルではつながらないといった問題が、インターネット上で書かれています。
しかし、思った以上につながらないことはないのだなと思いました。
少なくともまる男の生活エリアでは、困るほどのことはありませんでした。

唯一つながらないエリアは、電車で短いトンネルに入った時に、つながらなくなることがあるだけです。
auの時には、つながっていたので、楽天モバイルはプラチナバンドと呼ばれる低い周波数帯を持っていないことの影響かと思います。
低い周波数帯ほど、障害物を回り込むことが出来るのですが、楽天モバイルはまだ持っていないのです(2022年4月時点)。

また、自動的にau回線(パートナー回線)にローミングしており、my楽天モバイルというアプリで確認すると、知らない間にパートナー回線でのデータ通信が1GBほど使っている履歴が残っていました。

(2)通信速度

まる男が使用している限りにおいては、au回線と比較して遅くなったと思うことはありません。
逆に速くなったとも思いません。

5Gになると速くなるのかもしれませんが、5Gでつながっていると認識できたことがほぼない(エリアが狭すぎる)ので、現状比較できておりません。

今後、5Gの接続エリアが拡大したら、体感速度や使用感をご報告したいと思います。

 

まとめ

結論的には、楽天モバイルに変更しても特に不都合は無く、まる男は良かったと思っています。
というか、他の大手キャリアは月額利用料が高すぎるだろと思います。

楽天モバイル は、まる男がおススメする携帯電話会社だと言えます。

コメント

プロフィール

まる男

靴磨きと麻雀が好きな親父です。
文房具の収集が趣味で、2021年5月5日にYouTubeデビューしました。
あまり無理をせずに、ゆっくりとブログを更新していけたらと思っております。

まる男をフォローする
タイトルとURLをコピーしました