Perfetto(ペルフェット)とトゥスチール

部品

どうも、まる男です。

Perfetto(ペルフェット)の黒のストレートチップを、新年元旦に購入しました。
今回は、トゥスチールをつけるかつけないかを検討したいと思います。

(1)トゥスチールとは

トゥスチールとは、英語でMetal Toe Tips(メタル・トゥ・チップス)と呼ばれる、革靴の靴底のつま先につける金属製の補強材のことです。
商品名としては、ヴィンテージスチールやトライアンフといったものがあります。

靴底が革でできたレザーソールの革靴で、グッドイヤーウェルト製法で作られたものの場合、履き始めは靴底も硬いため、返りが悪く、つま先がすぐに削れてしまいます。
特に、オールデンのようなダブルソールになっている革靴の場合は、顕著です。

そこで、新品もしくは出来るだけ早い段階で、つま先にトゥスチールと呼ばれる金属製の補強材をつけておく人もいます。これによって、つま先の摩耗を防止し、レザーソールを長持ちさせることが出来ます。

トゥスチールの取り付けは、革靴のリペアショップで、トゥスチールの部品代込みで3000円~5000円程度で行ってもらえます。
レザーソールのオールソール交換が20000円程度かかるので、レザーソールの交換までの寿命を延ばすという機能面では、トゥスチールは検討に値するものです。

(2)まる男のトゥスチール経験

前回、オールデン990にはトゥスチールを取り付けたのですが、今回のPerfettoに取り付けるかどうか、まる男は悩んでいます。

オールデン990は典型的なグッドイヤーウェルト製法で作られたダブルソールの革靴であり、つま先が摩耗することが予想されたため、新品の時点でトゥスチールを取り付けました。

効果はてき面で、つま先の縫い糸が擦り切れたり、ましてやつま先に穴が開くこともなく、履くことが出来ています。

ただ、最初のころは全く違和感を感じなかったのですが、特にアスファルトの道路を歩いていると、ジャリジャリといった金属音が鳴っているような感触があります。

また、金属製の部品であることから、足を組んだりするとソールがアッパーに当たった場合に、アッパーを傷つけてしまうのではないかという心配事が増えました。

(3)Perfettoにトゥスチールをつけるかどうか

まる男の購入したPerfettoは、イタリア靴と見まちがえるほどのロングノーズな革靴です。
ソールはレザーソールで、グッドイヤーウェルト製法であるにもかかわらず、靴底に糸が見えないヒドゥンチャネルになっています。

Perfettoをそごう横浜店で購入した際に、そごう横浜店にはリペアショップが併設されており、そこでトゥスチールをつけるべきかを、販売の店員さんに尋ねました。
すると、予想外なことにこんな回答が返ってきました。

「お客様の購入されたPerfettoの革靴の場合、ソールが結構反り返っているタイプでつま先が地面と接触することが少ないので、よほど変な歩き方をしない限り、必要ないと思います。」

その時は、「なんて商売っ気が無いんだろう」と思ってしまいました。
しかし、家に帰ってから考えてみると、レザーソールのソール交換までの寿命を延ばすトゥスチールが無ければ、早くソール交換しなければならなくなり、リペアで儲けることが出来るという考え方もあるなとも思いました。

(4)まる男の出した結論

では、実際にまる男の購入したPerfettoのつま先を見てみましょう。

測ってみて驚いたのですが、1.8cmも反り返っていました。
これなら、普通の歩き方をすれば、それほどすぐには削れないだろうと思いました。

また、折角のヒドゥンチャネルのレザーソールに無粋な金属片をつけるのも、美観的にどうかと思いました。

さらに、オールデンにつけた感触として、歩くとジャリジャリというのも嫌だなと思いました。

以上から、このPerfettoには、トゥスチールをつけないという結論に達しました。

まとめ

トゥスチールをつけるかどうかは、結局は革靴を履く人の趣味だと思います。

今回まる男の出した結論に左右されず、読者の皆様ご自身でよくご検討いただければと思います。

以上です。

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プロフィール

まる男

靴磨きと麻雀が好きな親父です。
文房具の収集が趣味で、2021年5月5日にYouTubeデビューしました。
2024年5月6日からミニチュア・シュナウザーを飼い始めています。
あまり無理をせずに、ゆっくりとブログを更新していけたらと思っております。

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