どうも、まる男です。
台風の季節です。皆さん、停電等の際の備えはしていますか?
まる男は、普段使いの持ち運び用ではなく、停電の際の非常用電源として、大容量のモバイルバッテリーを購入することにしました。
(1)まる男が購入した大容量モバイルバッテリー
まる男が購入したのは、Anker社製の大容量モバイルバッテリーPowerCore Essential 20000 PDです。
Anker社については、以前ご紹介したモバイルバッテリーや充電器で有名なメーカーです。

最大24ヵ月の製品保証(18ヵ月の通常保証に加えて、Anker会員登録すると6ヵ月の延長保証)がついており、安心度と信頼性が違います。
(2)PowerCore Essential 20000 PDの仕様
PowerCore Essential 20000 PDは、USB Power Delivery(PD)とAnker社独自のPower IQ 2.0に対応した、大容量で高出力のモバイルバッテリーです。
PowerCore Essential 20000 PDの製品仕様は、以下の通りです。
項目 | 仕様 |
バッテリー容量 | 20000mAh(72Wh) |
USB-C出力(PD) | 5V=3A/9V=2A/15V=1.2A(最大18W) |
USB-A出力 | 5-6V=3A、6-9V=2A、9-12V=1.5A(最大18W) |
USB-C入力(PD) | 5V=3A/9V=2A/15V=1.2A |
接続ポート | USB Type-C 1ポート(入出力兼用) USB Type-A 1ポート(出力のみ) |
製品サイズ | 約158x74x19mm |
製品重量 | 約346g |
付属品として、USB Type-C to Type-Cケーブルと、専用のトラベルポーチがついてきます。
バッテリー容量が20000mAhもあるので、iPhone11/11Proを約4回、Galaxy S10を約4回フル充電することが出来るそうです。
まる男の持っているXperia XZ3の場合、電池容量が3200mAhなので、計算上では約6回、実質は電池容量が3300mAhのGalaxy S10と同じくらいと思われ、約4回フル充電できると思われます。
モバイルバッテリーPowerCore Essential 20000 PDへの充電方法は、USB Type-C経由で、別途充電器を用意する必要があります。
充電器は、USB PDに対応したものでないと、充電時間がかなりかかってしまうので、注意しましょう。
(3)飛行機への持ち込みに関する注意事項
大容量20000mAhですが、航空機に持ち込みは出来るのでしょうか?
答えは、多くの航空会社で、機内持ち込みはできるが、預け入れ荷物とは出来ないことになっています。
理由は、PowerCore Essential 20000 PDのようなリチウムイオン電池は、発火事故が起こる可能性があるためです。
預け入れ荷物とすると、もしも貨物室で発火事故があった場合、乗務員がすぐには消火活動できないためです。
また、機内持ち込みにも容量制限があります。
例えば、日本航空(JAL)や全日空(ANA)の場合、160Wh未満(43243mAh未満)という容量制限があります。
ただし、100Wh~160Wh(27027mAh~43243mAh)の場合は、2個までという制限もあります。
PowerCore Essential 20000 PDの場合、20000mAhなので容量的には何個でも問題ないのですが、もし飛行機に持ち込みする場合は、ご注意ください。
航空会社によって規定は違うので、事前に確認してほしいと思います。
まる男の場合、PowerCore Essential 20000 PDは停電時の非常用電源として使う予定で、持ち運ぶつもりはないのですが、参考情報として記載しておきます。
(4)PowerCore Essential 20000 PDの開封の儀
通信販売で購入したのですが、Anker製品は前回同様かなり大きな段ボール箱に入って送られてきます。
段ボール箱を開けるとPowerCore Essential 20000 PDはこんな箱に入っています。
箱の小ささよりも、そのずっしりとした重さに驚きます。
裏面はこんな感じです。
開封してみます。
本体と取扱説明書、USB Type-C to Type-Cケーブル、専用トラベルポーチが入っています。
本体の接続ポート側に丸いスイッチが一つあります。
通常は一回押すと電源が入り、連続して2回もしくは2秒長押しすると、低電流モードに切り替わります。
付属のUSB Type-C to Type-Cケーブルは思ったよりも長く、約90cmのものが入っていました。
本体の接続ポートはこんな感じです。
USB Type-Aポート(大きい方)は出力専用で、USB Type-Cポート(小さい方)は入出力兼用です。
出力ポートが2つあるので、2台の機器を同時に充電することが出来ます。
専用トラベルポーチに入れるとこんな感じです。
(5)購入直後の初期状態で充電できるか?
モバイルバッテリーPowerCore Essential 20000 PDは、購入直後でもすぐに使えるのでしょうか?
購入直後の状態でスイッチを押してみると、ランプが2つ点灯しました。
付属の取扱説明書(USER MANUAL)によると、4つあるランプが全点灯で100%、2つ点灯で50%、1つ点灯で25%とのことでした。
3つ点灯では何%か書いてありませんでしたが、75%ではないかと思います。
というわけで、初期出荷の状態でも50%程度充電されているようです。
これは、出荷前のテスト等で充電したものが残っているからでしょう。
一応チェックのために、初期状態のままで、まる男のXperia XZ3を充電してみました。
充電開始前のXperia XZ3は29%でした。
34分後に確認してみると・・・
73%になっていました!
モバイルバッテリーが、購入時にすでに充電されていれば、外出先でスマートフォンの電池が無くなった場合でも、家電量販店等で購入すれば何とかなると思えるので安心ですね。
(6)PowerCore Essential 20000 PDの充電・蓄電性能
例によって、充電性能を電流値測定アプリAmpereで測定してみました。
4.046Vで2240mAなので、まる男が持っているUSB PD対応の充電器とほぼ同じ充電性能があることが分かりました。
出力も安定しており、Anker社の信頼性の高さがうかがえるものでした。
その他、PowerCore Essential 20000 PDは、低電流モードも備えています。
Bluetoothイヤホンやスマートウォッチ等の5V=1Aの充電電流に抑えた方がいい小型機器用には、こちらのモードに切り替えるのがいいでしょう。
蓄電性能としては、スマホを何回充電できるかを測定したいところですが、それはまた別の機会に検証するとして、今回は蓄電までにかかる時間を測ってみることにしました。
購入直後に、Xperia XZ3を29%から73%まで充電した後、PowerCore Essential 20000 PDを100%蓄電するために、どの程度の時間がかかるかを測定しました。
蓄電用の充電器には、PowerPort III miniを使用しました。
その結果は、約4時間15分でした。
0%からの蓄電であれば、おそらく6時間程度かかるものと思います。
PowerCore Essential 20000 PDは入力もUSB PDに対応しています。
おそらく15V=1.2Aで充電されたので、20000mAhというバッテリー容量でも、そこそこ短時間で蓄電できたのだと思います。
充電器の性能によっては、蓄電時間が20時間にも及ぶ可能性があることから、充電器もPDに対応したものを用意した方がいいでしょう。
長期に停電した際に、避難所等で何とか蓄電できる環境に来たとしても、蓄電までに時間がかかっては問題です。
他の人が充電したいと思っても、何時間も充電スポットを占有するのは、迷惑が掛かるからです。
そこで、蓄電も速いのというのが、モバイルバッテリーに求められる性能だとまる男は思います。
まとめ
今回はAnker社製大容量モバイルバッテリーのPowerCore Essential 20000 PDをご紹介しました。
停電といった非常の際に利用するので、蓄電状態を定期的にチェックするようしたいと思います。
追記
Anker社のモバイルバッテリーで、他に良さそうなのを以下にピックアップしておきます。
スリムで軽量な容量5000mAhモバイルバッテリーです。
10cmのType-Cケーブルが内蔵されているので、持ち運び用に最適です。
スリム型ではありませんが、192gと軽量であるにもかかわらず、10000mAhの大容量モバイルバッテリーです。
容量26800mAhの超大容量モバイルバッテリーです。
Type-Cポートは45W出力なので、最新型のUSB PD対応のモバイルノートパソコンであれば、十分充電できる性能を備えています。
また、最大60W出力の急速充電器も付属しており、かなりお得なセットになっています。
コメント