どうも、まる男です。
これまでUSB PDに対応した充電器を使っていたのですが、充電器からジーという耳障りな音が鳴り、充電がうまくできないようになってしまいました。
そこで、新しい充電器としてAnker社製のPoerPort III miniを購入したので、使用感をご報告したいと思います。
1.Anker社とは
Anker社の正式名称はAnker Innovations Limitedといい、日本ではアンカー・ジャパン株式会社が製品の販売をしています。
モバイルバッテリーや充電器のほか、ワイヤレスイヤホンで最近有名になってきている、パソコン・スマートフォン周辺機器メーカーです。
Googleで検索エンジンを開発していたスティーブ・ヤンがスピンアウトして、中国の深圳で作った会社です。
Anker社といえば充実したサポート体制で有名な会社で、18ヵ月の製品保証にプラスして、会員にはさらに6ヵ月の製品保証をしてくれます。
まる男が今回充電器を購入した理由も、製品保証が長く、製品の信頼性が高いだろうというのが、ポイントでした。
中国メーカーでありながら、低価格だけを売りにするのではなく、東京・横浜・大阪・福岡に「Anker Store」を展開し、ブランド力強化に努めています。
2.PowerPort III miniの仕様
今回購入したのは、Anker社製PowerPort III miniという製品です。
PowerPort III miniの仕様は、以下の通りです。
・出力:5V=2.4A/9V=3A/15V=2A/20V=1.5A(最大30W)
・入力:100-240V~1.4A 50-60Hz
・接続方式:USB Type-C 1ポート
・製品サイズ:約51×44×28mm
・製品重量:約63g
PowerPort III miniは、USB Power Delivery(USB PD)に互換性があるPower IQ3を採用しています。
ただし、注意点としては、Power IQ3は、5V出力の時には2.4A出力になることです。
USB PDでは5Vでは3A出力というのが規格ですが、完全には対応していないということです。
実はまる男も、購入後に気づきました(苦笑)。
3.開封の儀
結構大きな段ボールに入ってきたのですが、開けてみると外箱は本当に小さいです。
裏面はこんな感じです。
開封してみました。
英語の説明がほとんどで、取扱説明書の日本語部分は、使用上の注意のみです。
袋から開けてみました。
プラグは折り畳み式です。
500円玉と比較すると、その小ささが際立ちます。
4.PowerPort III miniの充電性能の実測値
USB PDには完全対応できていないので、数値はあまり期待できませんが、スマートフォンアプリのAmpereで測定してみました。
以前使用していたUSB PDに対応した充電器と遜色ない実測値となりました。
5V=2.4Aの最大出力なので、Ampereによる実測としては4.1V=1800mA程度かなと思っていたのですが、2160mAというかなり高い電流値が出ました。
また、以前の充電器では、電流値がぶれることが多かったのですが、PowerPort III miniの場合は、ほとんど電流値がぶれることがなく、非常に安定した出力になっていることが感じられました。
次に、まる男のスマーフォンXperia XZ3(電池容量3200mAh)で、充電速度を試してみました。
15%の状態から30分間充電すると、60%になりました。
充電速度がこのレベルであれば、朝起きたときに充電するの忘れてたというときでも、朝ご飯を食べている間にある程度は充電された状態になると思います。
USB Type-Cコネクタで、USB PDに対応した機器を、まる男はスマートフォンしか持っていません。
30W出力なので、iPad等のそこまで大きな出力が求められないデバイスであれば、高速な充電が期待できると思います。
5.Anker社のその他の製品
Anker社のその他の製品には、以下のものがあります。
最後まで悩んだのが、上のPowerPort Atom PD 1です。
折り畳み式のプラグでないので、PowerPort III miniを購入したのですが、PDに完全対応しているPowerPort Atom PD 1の方がよかったかなと、少し後悔しています。
PowerPort Atom PD 1は新素材GaN(窒化ガリウム)を採用しており、非常にコンパクトでありながら、出力が最大30WでUSB PD(5Vで3A)にも対応した充電器になっています。
PowerPort III miniは、GaNを採用していないので、その点がUSB PDに完全対応できなかった理由なのかもしれません。
USB Type-Aポートもある2ポートタイプです。
出力の合計は48Wですが、こちらのType-Cポートは30Wまでなので、注意が必要です。
30W出力で、USB PDに対応(5Vで3A)していますが、PowerPort III miniと比べると、かなり大きいです。
60W出力(1ポートのみ使用時)ですので、Type-Cで充電する最新型ノートパソコンの充電にも使えます。
まる男もノートパソコンを買い替えたら、予備用として購入したいと考えています。
まとめ
小さくて折り畳み式のプラグになっている充電器を探していたので、まずまず満足です。
ただUSB PDに完全対応していない点が、少し残念です。
これまで使っていた充電器がもう少し持ってくれたら、GaN(窒化ガリウム)を採用した、USB PDに完全対応した、折り畳み式の小型充電器が発売されて、購入できたのではないかなあと思っています。
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